ケニアのケリチョでヘルメットと保険がバカ売れ!?
今日は最近、うちのバイクショップがあるケニアのケリチョで急にヘルメットと保険をライダー達が買い求めて溢れていることを書かせて頂きます。
最近ケニアでは、交通違反についての取り締まりが強化されました。ナイロビでもマタツ(乗り合いバス)への取り締まりを強化しました。シートベルトがあるかどうかなどなど。
一時的にマタツがほとんど走っていない状態がありました。今でも完全には前のように戻っていません。
ケリチョでもそのような取り締まりが始まり、バイクにも始まりました。
ケリチョライダーのほとんどは交通マナーがかなり悪い状態でした。
ヘルメットもかぶらないし、バイク保険にも入らないし、運転免許証すら持っていないまま、バイクタクシーをします。
ケニアの法律では、バイクタクシーは2個のヘルメット、2枚のリフレクター(反射板がある服)、免許証、バイク保険を持つというのは決まっていたのですが、ほぼ無視されている状況でした。
なので、警察が少し歩けば違反のバイクがそこら中にいる状態でしたので、かなりのライダーが逮捕されました。
と、いう事で、保険会社には行列ができ、ヘルメットを販売しているお店も品切れになるなどの状態になりました。
以前、私はバイクショップ内で保険を販売しようかと考えたことがありましたが、従業員に「誰も保険に加入しないから意味ないよ。」と、言われ、販売していませんでしたが、
やっとけば良かった!!!
と思いました。
ただ、この法律は安全のためにあるものと思うのですが、どうもスッキリしない感じです。お客さん用のヘルメットを持つ。という1つをとってみても、現状ライダーが探しているヘルメットは、とにかく安い物がないか?と探しています。
警察の目を潜り抜けるためだけの対策です。。。なんか残念ですね。
と、いうことで、予期しないところでビジネスチャンスがやってきます。そして急に始まります。
今から保険の準備をしても、皆一気に加入したので、更新時期(6カ月か1年)までチャンスはなさそうですね。。。
ここで一つ、この件で騒動があったお話ですが、
ケリチョのタウンの中でかなりの人数が待機している、あるステージに警察が私服できて、ライダーを逮捕しようとした時の話です。
警察は制服を着ていたらライダーが逃げる、と思って私服でそのステージにやってきました。
そして、その中の1つのバイクについていた鍵をバイクから抜き取りました。(逃げられないように)
そして、逮捕しようとしたところ、ライダー達はその警察を泥棒と勘違いして「泥棒だ!!」と言って、皆で攻撃したそうです。(恐!!)
翌日、ボコボコにされた警察は仲間とリベンジに行き、何人かのライダーが留置所へ入れられました。
現在そのステージからライダーの姿消えました。
荒れますね!ケニア!
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