バイクショップ オープンまでの道のり⑥
オープンの前に、スタッフをどう採用したか、どんなスタッフが今働いているかをご紹介させていただきます。
内装工事と並行して、人を探しました。
現在3名のスタッフがケリチョでバイク販売に奮闘してもらっています。
まず一人目はショップマネジャーのネルソンです。
彼はケリチョではない町で10年間Bajajのバイクを販売していて、お店のショップマネジャーをやっていました。
彼はHONDAの営業の方からご紹介を受けました。
彼が働いていた会社はケニアのBajajディーラーの中で1番大きな会社でしたので、いろんな町に支店がありました。
キスムという町で10年働いていましたが、金曜日に突然役員から、「キシイという町で月曜日から働いてくれ」と言われたのでした。
「嫌なら辞めていい」と
彼には奥さんも子どもいるため、職を失うわけにはいかず、単身でキシイへ赴任していました。
会社に不満があるはずで、今は引き抜くチャンスではないか? と教えてもらったのです。
誘いをかけたところ、面接に夜行で来てくれ、熱意も感じ、彼の話し方にもいい印象を感じたので採用しました。
ネルソンもこれからはHONDAの時代だと言って頑張ってくれています。
2人目はキャッシャー(レジ係)のピレットです。
レジ係はケリチョで人脈があるレイモンドにお願いをして、1週間募集をかけてもらいました。
給与はかなり安かったですが、失業率が高いケニアではかなり集まりました。CV(履歴書)などを出してこない人などは、面接に呼びませんでしたが、できるだけ人を見ようと思い、12人面接しました。
売上を入力するシステムを私自前のエクセルで作っていましたので、エクセルの簡単なテストを用意していました。
そのテストができたのが、2人だけでした、1人はかなり時間がかかり、ピレットは数十秒でやったのです。
彼女はケニアでは3番目くらいに優秀な大学を卒業して、実家に戻って仕事を探していた高学歴でした。
そんなこともあり、話した感じも悪くなく採用しました。
3人目はメカニック(技術者)のヴィンセントです。
技術者もレイモンド経由で集めてもらいましたが、レイモンドがフェイスブックなどで呼びかけをしてくれたのですが、あまりSNSを使ってないのか、3人しか集まりませんでしたが、全員面接しました。
そして、ヴィンセント以外は英語を話せなかったのです。私はケニアに5年以上いますがスワヒリ語が話せません(汗)
申し訳ないですが、その理由もあり、ヴィンセントを採用しました。
HONDAの技術者からも技術は悪くないと言われましたので、安心しました。
そして、バイク、スペアパーツ、看板も届きHONDAの方々にも応援に来てもらい。
ようやくオープンができたのでした。
いらっしゃいませ!!
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