バイクショップ オープンまでの道のり④
今回は、ケリチョという町でどうやって場所を見つけたかという事を書きます。
私がとった行動は、ケリチョの人と一緒に場所を探してもらうという事です。
これはあまり賢くない決断をしたかもしれませんが、その時は他に方法が思い浮かびませんでした。
とりあえず知り合いのケニア人に、ケリチョに友達がいないか? という質問をして人を紹介してもらいました。
当時、インターンで働いてくれていた子の大学の友達がケリチョ出身で、その子のお父さんが今もケリチョに住んでいるなど、いろんな方にご協力を頂きました。
そして、3人協力してくれる人が見つかりました。
それぞれの方に、バイクショップを作りたい旨を伝えて、候補になりそうな場所のリサーチをお願いしました。
ただ、バイクショップを作るとは言わないようにお願いしました。
バイクショップを作るとなると、お金を持っているオーナーだと思い、貸す方が、家賃を高く言ってくるのです。
あと、始めに私が行くと、外国人だからお金があると思われ、同じように、家賃を高く言われるのです。
ここでまた壁にぶち当たりました。。。
>ケリチョの中心街では場所が不足していて、空きがでるとすぐに埋まってしまう。
>地主にインド人が多く、お互いに仲が良く、新参者を入れないように値段を吊り上げるというのです。
以上の理由で、良い場所を見つけるのは難しいと言うのです。
現に、以前HONDAの代理店をケリチョでしたいという方が、場所が見つからず断念したという話も聞きました。
私もそこで、「そうなんですね、分かりました、あきらめます。」
とは、言えないので、
ケリチョに行って、彼らと一緒に場所を探すことにしました。
予想通り、場所を見つけるのは厳しく、良い場所だと思っても、家賃とは別にそこで営業をするための権利として300万円払えなど、こちらに不利な条件ばかりを突き付けられました。
他にも不動産ブローカーやオーナーと待ち合わせをしていて、1日待ちぼうけをすることは珍しいことではありませんでした。
ナイロビでも仕事あるので、たまにナイロビに戻って、という生活を繰り返していました。
3人いた、一緒に探してくれていた人も諦めていきました。
ただ、最後までサミーという紳士だけは諦めず、いろんな人と交渉を進めてくれていました。
そして、2カ月以上が経過した時に、場所が見つかったのです。
中心街ではなかったのですが、大通りからは徒歩圏内で交通量も多い場所に見つけることができたのです。以前はコピーショップだったそうです。
青い扉の部分です。
オーナーと価格交渉をして、契約書の公平さについて、知り合いの弁護士に添削してもらいなんとか契約ができました。
サミーは学生時代インドに留学していたとのことで、「外国で暮らしていくのは大変だよね。これからも頑張ってね。」と、優しい言葉をかけてくれました。
いろんな人の助けが無ければ、私は本当にどのビジネスも継続できていませんでした。
ありがとうございます。
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